ホワイトニング
Whitening
Whitening
ホワイトニングには、大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
診療室で行うホワイトニングのことです。専用の薬剤を歯面に塗布し、光を当てて行います。
ホワイトニング用の薬剤と、患者さん用に作製したカスタムトレーを使い、自宅で歯科医師の指示通りに行うホワイトニング法のことです。
ホワイトニングジェルに含まれる過酸化水素・過酸化尿素には、歯を傷めることなく色素を分解する力があり、この力によって歯を白くすることができます。
失活歯(神経を取る治療をしてある歯)では、歯の中に薬剤を入れて仮の蓋をし、歯の内側から白くする方法(ウォーキングブリーチ法)があります。
ホワイトニングをすると、そのあとに歯がしみることがあります。そのため、歯に悪いのではと思われることがあります。ところが、実はホワイトニングをすると歯が強化されることが期待できるのです。ひとつは、ホワイトニングの薬剤である、過酸化水素には殺菌作用があります。虫歯菌や歯周病菌を減らす効果が期待できます。もうひとつは、ホワイトニングをすると、歯の表面を覆っているペリクルという膜がはがれます。そうすると唾液中のカルシウム等の成分が歯に浸透しやすくなり、再石灰化のスピードがアップ、歯が硬く丈夫になるのです。
ホワイトニング直後は、ペリクルという膜がはがれた状態です。この膜がもとにもどるのは、24時間くらいかかります。その間、着色しやすい飲み物(コーヒー、紅茶、コーラ、赤ワイン)、食べ物(カレー、しょうゆ、トマトソース)は避けた方がいいでしょう。